書籍レビュー記念すべき10冊目はブッダ関連2冊目のこちら。
歴史がおもしろいシリーズ!の1冊。仏教の祖であるブッダについて、誕生から入滅までと、その教えについて、わかりやすく解説しました。
出典:Amazon
以前、自己啓発本は苦手でもブッダ関連の書籍は読めると言う話をしましたが、そういった経緯から本冊を手に取りました。kindle unlimited の会員だと0円で読めたというのが大きいですが。
以前のブッダ関連の書籍レビューはこちら。
と言っても、本書は自己啓発本ではなく歴史本でした。ブッダがこういうことを言ったから、あなたもそういう生き方をしてみましょうというような本ではなく、しっかりとブッダの生い立ちを勉強していくための本です。
厳しい見方をすると、私個人的には修行僧とかブッダとかの絵は要りませんでした。実際に写真などが残っているならまだしも、結局描いた人の想像でしかないので、その点が気になってしまいます。
恐竜もそうですね。誰かが描いた想像図があたかも実在したかのように思ってしまいます。ティラノサウルスは実はそんなに凶暴な見た目をしていなかった、というニュースが最近も話題になっていました。また、化石からは表皮や羽の色を推測することはできず、恐竜図鑑に描かれている恐竜の肌の色は全て想像でしかない、と聞いたときは衝撃でした。
話が脱線しましたが、本書自体は非常に勉強になり、面白い内容でした。また、書き方も勉強する人に対して上手な書き方をしているなと感じました。それは、まず1ページ目に解説があって、その次のページにその内容を図解しています。この解説と図解の中に出てくる新単語が次のページで上手に解説してくれている、というやり方が上手で感心します。
こういった手法は読者に次のページを早く読みたくさせます。解説本はいきなり難しい言葉ばかりで、本を読むために別の本を読まなくてはいけなくなることが多いですが、本書はそう言った意味で入門編として非常に良かったです。
仏教と言うより、ブッダに興味がある人はぜひ読んでみてください。
京都のお寺をもう一度勉強してから周りたいと思える本でした。