スマホが普及し始めたころから少しずれて私はスマホを手に入れました。
それでも、今ではスマホが無いと落ち着きません。
世間一般に言われるスマホの悪影響を全て享受しているように思います。
本日はまさにタイトル買いをしたこちらの書籍をレビューします。
タイトル:スマホ脳
著者:アンデシュ・ハンセン
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。
出典:Amazon
評価:★★★★☆
レビュー:
私はこの本を手に取る少し前にSNS恐怖症に陥りました。
SNSから離れられず、感情が不安定になりました。
その時に、私は思い切って全てのSNSを削除し、スマホ断捨離をしたことがあります。
ちょうど仕事が連休に入った時だったのでスマホを引き出しに入れ、「絶対に触らないぞ」と決めました。
二日くらい経ってスマホを開いて誰からも連絡が入っておらず落ち込んだ記憶があります。
そういった経緯からこのタイトルを見て衝動買いしたのが本作です。
自己啓発やカウンセリング本の類だと思って読み始めましたが、科学的に調査し、実際の被害を鮮明に記した本でした。
SNSの利用が脳や精神に与える影響というのが知ることができました。
ざっくり言うと、スマホを長時間使用することで心の病気にもなるし、不安も増加するよ。テクノロジーは発展していくが、人間の進化と合っていないよ。と言う話でした。
人間の進化スピードとテクノロジーの進化スピードが合っていないと言うところが納得しました。
研究データがしっかり載っているし、実際に体験しているからスマホ使用は控えようと考えるようになる少し恐怖心を煽る表現が多い本です。
1点ネガティブな点を挙げるなら、外国書籍のため研究データが海外で実施された調査に基づいていると言う点です。以前他のレビューでも書きましたが、私は感情移入ができないとすぐ冷めてしまいます。そのため、自分の生活環境と乖離が大きい人の調査データを並べられても納得できないというところもありました。
SNSを止めたら友達もいなくなったので、そもそもスマホを触る時間が減少しました。幸か不幸かスマホ脳から少しは脱却できたように思います。
スマホ依存だなと感じている人にぜひおすすめしたい書籍です。
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