タイトル買いしてレビューするブログ

某私立大学文系博士課程在籍の本好き。投資ブログとして始めたまま、レビューブログになりました。


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初めて泣いた小説『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾、感想レビュー

普段はkindle電子書籍を読んでいる私が、本屋で本を購入するタイミングというものがあります。

 

それは、東野圭吾の新刊が出た時です。

 

東野圭吾さんは書店を守りたいということから電子書籍化をNGとしていました。そのため、海外で生活している時にどうしても読みたくて3倍近い値段で現地の書店で買ったこともあります。

 

そんな東野圭吾さんですがコロナ禍で外出自粛が始まった2020年頃から書店に行けない中でも読書を楽しんでほしいと電子書籍化を解禁されました。これは私にとっては朗報で、すぐに昔の作品を漁りました。

 

どうやらまだ7冊程度しか解禁されていないようで、新刊までは網羅できていませんがその中でも懐かしナミヤ雑貨店の奇蹟さを感じる作品を今回は紹介します。

 

タイトル:ナミヤ雑貨店の奇蹟

著者:東野圭吾

 

出典:Amazon

あらゆる悩み相談に乗る不思議な雑貨店。そこに集う、人生最大の岐路に立った人たち。過去と現在を超えて温かな手紙交換がはじまる……張り巡らされた伏線が奇跡のように繋がり合う、心ふるわす物語。

出典:Amazon

 

 

評価:★★★★★

 

レビュー:

私が小説を読みながら泣いた初めての作品です

映画にもなりました。

むしろ、映画で有名になった作品かもしれません。

 

 

韓国でも映画化しています。

 

少年たちが夜中に迷い込んだ1軒の家は地域の子供たちから悩み相談を受けるおじいさんが一人で営む雑貨屋でした。

 

しかし、その悩み相談が行われていたのは何十年も前の話で、既に閉店し寂れている店内ですが、少年たちが家の中に入ると悩み相談の手紙が届きます。

その手紙を少年たちは読み、返事を出します。

 

少年たちが迷い込んだ日と雑貨屋が悩み相談をしていた時代と、その日だけ繋がっていたのです。少年たちの返事を雑貨屋の返事と思い受け取った人はどうなってしまうのか。

 

構成はその悩みの手紙のやり取りが複数行われるオムニバス形式ですが、最後には一つに繋がっていくタイプです。どんでん返しというようなタイプの本ではないのですが、過去と現代とのやり取りを経て、過去手紙を受け取った人のその後の人生、またその人生と少年たちとの繋がりなど徐々に明らかにされていき、読後幸せな気持ちになります

 

悩み相談系が好きな方、過去と現代のやり取りに興味がある方におすすめです。

 

 

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