ミステリ好きは漫画も知らず知らずのうちにミステリ関係を集めてしまいがちです。
小説だと文章で解説されても、いまいち分かりづらい部分がどうしても出てきますが、漫画だと絵で表されるので分かりやすかったりもします。
こうしたミステリの漫画はアニメになったり、ドラマになることが多いですね。とんでも展開になりづらく、1話完結が多いからでしょうか。
さて、本日はそんなミステリ関係の漫画で、ドラマにもなり話題となった本を紹介します。
タイトル:ミステリと言う勿れ
著者:田村由美
話題沸騰★青年・久能整!ついに登場!!
『BASARA』『7SEEDS』の田村由美、超ひさびさの新シリーズがついに始動!! その主人公は、たった一人の青年!
しかも謎めいた、天然パーマの久能 整(くのう ととのう)なのです!!解決解読青年・久能 整、颯爽登場の第一巻!!
冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・整がタマネギをザク切りしていると・・・警察官がやってきて・・・!?
突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。
しかもその被害者は、整の同級生で・・・。
次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる・・・???新感覚ストーリー「ミステリと言う勿れ」、注目の第一巻です!!
出典:Amazon
評価:★★★★☆
レビュー:
大学生の主人公が事件に巻き込まれ、雑学と回転の速い頭で事件を解決する物語です。
主人公は草食系男子というか無気力系男子というか、そういう性格です。大人しい性格ですが、言うときは言う。
そのせいもあってか、少し台詞が多い漫画に見えてしまいます。コナンやハンターハンターのように説明が多くてコマの大半を文章が占めるような漫画もありますが、それとは少し違って、吹き出しが多いです。
これが「言うときは言う」という性格を表現していて、面白いです。話す内容は雑学中心ですが、「いるいる、こういう大学生」と微笑ましくなる場面もあります。
画風から見ると少し少女漫画よりです。このあたり好き嫌いが分かれてしまうかもしれませんが、事件や解決までの道のりはしっかりミステリになっているので読んでみる価値ありです。
ミステリ小説を漫画にしたらこんな風になるんだろうなと思える漫画でした。
活発系男子が主人公の本に飽きてきた方におすすめです。
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