タイトル:だから仏教は面白い!前編
著者:魚川裕司
概要:
仏教の「ヤバさ」、仏教の核心とは何か?そして、仏教の実践でいったい何が起こるのか?
遂に、ニー仏こと魚川祐司氏の仏教基本講座が電子書籍に!
評価:★★☆☆☆
レビュー:
講義で行われた内容の文字起こしを書籍化したものでした。そのため、会話形式で進んでいくので読みやすいです。
よく、文庫本になった時に書き下ろしのインタビューだったり、座談会だったりのような書き方と言えばわかりやすいかと思います。
こうした表現方法は会話文だけが続くのでさくさく読めるんじゃないかと思います。座談会とかインタビュー記事とかで「あ、この作者ってこういう話し方するんだ」となることが良くあります。
好きな作家の話し方を知りたいかどうかは意見が分かれるところじゃないでしょうか。例えば、有名な話では人気のあるミュージシャンが、ラジオで毒舌だったと知る、みたいな話があります。
さて、本作に戻りますが、仏教と言う一見難しそうな話を面白い、分かりやすいたとえ話で解説したり、ちょっと気を引くようなワードを用いて聴衆にもっと聞きたいと思わせるような話し方が出てきます。仏教を学びたい人に向けてわざわざそうした話し方をする必要はないので、おそらくこの講義はそういった人を対象にしたものではないのかと推察します。
また、私がいつも感じてしまう「結局話している人自身がどんな人か分からないので、言っていることが本当かどうか分からない」という点にまた引っ掛かってしまいました。
あと、帯にある「ヤバさ」という言葉を使っているところで内容も察するところがありました。
が、もちろん先述の通り「仏教に興味が無い」であろう層に対しての講義(書籍)であると考えると、こうした興味関心を得やすい言葉から入るのは良い表現なんだと思います。
総合評価:
と言うことで、「仏教に興味が無い」人に向けて読みやすい本という総合評価で終わりにしたいと思います。
また、本作は何でもいいから仏教系の本を読もうと探しているときに、kindle unlimitedで見かけたので手に取りました。
よって、例のごとく追加料金0円で読みました。