野球漫画かサッカー漫画かと言われると、圧倒的に野球漫画ばかり読んでいました。
『タッチ』、『H2』から始まり、『Mr.FULLSWING』、『メジャー』、『ワンナウツ』などなど。
野球は一人ずつ順番に出番が来るので、キャラクターの特徴も出しやすく展開が分かりやすいので読みやすいです。実際の野球も同じことが言えます。
一方、サッカーは全員が同時進行しているので、どこを見ればいいのか分からず、あまり興味を持って生きてきませんでした。
そんな中、ワールドカップが始まり、何となく見ていると「サッカーの漫画って呼んだことが無いな」と思い立ち、kindleでポチりました。
便利な世の中になったと同時に、簡単にお金が使えてしまう世の中になりました。
恐ろしい。
さて、その私の目に飛び込んできたのが今日おすすめする漫画です。
タイトル:アオアシ
著者:小林有吾
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。
粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、
まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」の
ユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、
東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、
ここから急速に回り始める!!出典:Amazon
評価:★★★★★
レビュー:
ユースと呼ばれる、各プロチームが持つ若手育成機関のようなところが舞台になったサッカー漫画です。
ユースを舞台にすることで、主人公たちの成長が描けます。最初はダメダメでも、徐々に才能を開花させていく、努力で成長していきます。
こうした漫画は最初からイケイケの天才タイプではないので、まだ割と感情移入がしやすいんじゃないかなと思います。ぎりぎり「その展開は無理があるんじゃ…」とならないラインが読んでいて楽しいです。
『ビッグコミックスピリッツ』という週刊誌に連載されています。この週刊誌は青年雑誌に分類されるそうで、その点でもやはり少し落ち着いた雰囲気を醸し出しています。試合などはもちろん迫力がありますが、「超必殺技!!」というような描写もなく、全て理論的な技(たぶん)で、解説もしっかりしています。
サッカーを全く知らない人でもぎりぎりついていける漫画でした。
スポーツ漫画は良いですね。大人になり、今から目指すことが事実上難しくなった私でも読んでいると熱くなれます。試合編、練習編と繰り返すのが常ですが、本作品はそのバランスも良いように思います。
超必殺技!!のあるスポーツ漫画についていけなくなった方、サッカーブームに便乗したい方、熱いスポーツ漫画が好きな方にお勧めです。
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