タイトル買いしてレビューするブログ

某私立大学文系博士課程在籍の本好き。投資ブログとして始めたまま、レビューブログになりました。


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三国志小説ならこれ『三国志』北方謙三、感想レビュー

歴史小説や時代劇というものをたまに見ます。歴史的な考察がしっかりしていて、勉強になる内容は好きです。

 

海外の歴史小説は文化背景が違うのであまりピンとこないので、読んだとしても自伝が多いです。幼い頃は漫画で描かれた自伝が好きでした。

 

その後、中学生になりゲームにはまり始めます。その時に買ったのが、三国志のゲームでした。三国志自体にそこまで興味はまだありませんでしたが、敵をバッタバッタと切り進む爽快感から好きになりました。

 

そのゲームが学校内ではやり始めたころ、学校では「朝読書」が始まります。朝読書で何を読めばいいか分からず、本屋さんで本を探しているときに目に入ったのが今日紹介する本です。

 

大人になってもう一度読み直しました。

 

タイトル:三国志

著者:北方謙三

 

出典:Amazon

時は、後漢末の中国。政が乱れ賊の蔓延る世に、信義を貫く者があった。姓は劉、名は備、字は玄徳。その男と出会い、共に覇道を歩む決意をする関羽張飛。黄巾賊が全土で蜂起するなか、劉備らはその闘いへ身を投じて行く。官軍として、黄巾軍討伐にあたる曹操義勇兵に身を置き野望を馳せる孫堅。覇業を志す者たちが起ち、出会い、乱世に風を興す。激しくも哀切な興亡ドラマを雄渾華麗に謳いあげる、北方版〈三国志〉第一巻。

出典:Amazon

 

 

評価:★★★★★

 

レビュー:

思い出補正からか、三国志と言えばこの本を思い浮かべます。

 

全13巻と長く、読み始めることは何度もあるんですが13巻目までいったことがあまりありません。

 

三国志と言うと登場人物が多く、場面もあちこち変わるのが常で、そこで受け入れられないという意見もあると思います。北方謙三版『三国志』では章ごとに国が変わり、主要登場人物の主観で進むので比較的読みやすいかなと思います。

 

また、キャラクター全員が生き生きとしていると、いつも感じます。このキャラクターならこんなことを言いそうだし、こうするのも納得だという動きをします。そして、13巻もあるのでゆっくり好きになっていき、色んなキャラクターに感情移入します。

 

しかし、歴史小説ですので全員死にます。ネタバレとかじゃなく。

 

それを考えると、悲しくて先を読めなくなるということを繰り返す作品です。

三国志小説に迷ったらこれ。

長く生き生きしたキャラクターの世界に浸りたい方におすすめです。

 

 

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