タイトル買いしてレビューするブログ

某私立大学文系博士課程在籍の本好き。投資ブログとして始めたまま、レビューブログになりました。


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おすすめ小説まとめ5選

本日は、買ってよかったと思える作品レビューをまとめます。

タイトル買いと言いながら、Amazonのお勧めに表示される本から選んで購入しているので、好きな作家が中心になっているかもしれませんが、たまにはあらすじも何も知らないまま読んでみるのも良いかもしれません。

 

ネタバレは一切ありません。

 

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  • 1.『星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん
  • 2.『ルパンの消息』横山秀夫
  • 3.『嫉妬のお作法』川村佳子
  • 4.『リケジョ!』伊与原 新
  • 5.『ドミノ』恩田陸
  • 6.最後に

 

 

1.『星間商事株式会社社史編纂室』三浦しをん

 

出典:Amazon

川田幸代29歳は社史編纂室勤務。姿が見えない幽霊部長、遅刻常習犯の本間課長、ダイナマイトボディの後輩みっこちゃん、「ヤリチン先輩」矢田がそのメンバー。ゆるゆるの職場でそれなりに働き、幸代は仲間と趣味(同人誌製作・販売)に没頭するはずだった。しかし、彼らは社の秘密に気づいてしまった。仕事が風雲急を告げる一方、友情も恋愛も五里霧中に。決断の時が迫る。

出典:Amazon

 

 

 

こちらの作品は、一人称視点でストーリー展開がされていく、いわゆるモノローグ形式です。主人公がコロコロ入れ替わる作品が苦手だと言う方にお勧めです。

 

ノローグと言えば日記のようなものも含まれますが、ただの日記から小説へと昇華させるテクニックとして他の登場人物の些細な動きから、小さい感情を読み取ったり、実際は1秒にも満たない行動を1分かけて読者に読ませたりして物語を展開させています。

 

この表現方法が上手です。現実世界でこんなに相手の感情を読み取りながら物事は進みませんが、非常に自然です。この表現方法に留意してぜひ、読んでいただきたいです

 

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2.『ルパンの消息』横山秀夫

出典:Amazon

 

15年前、自殺とされた女性教師の墜落死は実は殺人――。警視庁に入った一本のタレ込みで事件が息を吹き返す。当時、期末テスト奪取を計画した高校生3人が校舎内に忍び込んでいた。捜査陣が二つの事件の結び付きを辿っていくと、戦後最大の謎である三億円事件までもが絡んでくるのだった。時効まで24時間、事件は解明できるのか!? 著者“幻の傑作”待望の電子化。

出典:Amazon

 

 

本作はゆっくり時間をかけて読めば展開から犯人が分かるように描かれており、矛盾の感じないストーリーで面白かったです。

 

ミステリーを犯人を考えながらじっくり読み進めていて、最後の最後でとんでもどんでん返しがあると一気に冷めてしまいます。

 

本作は、ストーリーを読み進めるうえで犯人が分かりますしかし、犯人が分かったうえで、+αの展開が待っており、最後まで楽しめる良い作品でした。

 

犯人をゆっくり考察したい、とんでもどんでん返しは好きじゃない、と言う方にお勧めです。

 

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『ユージニア』恩田陸、感想レビュー

前回の『ドミノ』がすごく良くて、作者買いをしました。

タイトル買いをするには難しい『ユージニア』という書籍を今回はレビューしたいと思います。

 

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出典:Amazon

概要:

あの夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。旧家で起きた、大量毒殺事件。未解決となったあの事件、真相はいったいどこにあったのだろうか。数々の証言で浮かび上がる、犯人の像は--。

出典:Amazon

 

 

 

評価:★★★★☆

 

レビュー:

恩田陸すごい、となったので購入したこちらの作品でしたが、この作品も買ってよかった作品でした。

 

表現方法としては、『ドミノ』のように主人公が入れ替わりますが、この作品は章ごとに替わります。それぞれが独話であったり、インタビューであったりします。

 

話の流れとして面白いのが、既に読者は犯人と事件の内容が分かっていると言うところ。今では斬新ではないのかもしれませんが、いわゆるサスペンスものです。

 

ミステリーとサスペンスの違いと言えば、犯人が読者に分かっているのかどうかという点があると思います。特にサスペンスでは犯人が分かったうえで、どうやって犯人を追い詰めるのかというところにドキドキハラハラさせるテクニックが重要になってきます。

 

そういう視点から見ても、本作はドキドキさせられる展開でよかったです。

 

1つのゴールが既にあり、そこにどのように向かっていくのかという展開が好きな人にお勧めの作品でした

ただ、ハードカバー版に仕掛けがあるそうで、kindleで読んでいる私にとっては悔しい点が残りました。

 

 

 

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『ドミノ』恩田陸、感想レビュー

ドミノと聞くと「バタバタと物事が連続して起こっていく」と言うようなストーリーを連想します。何か小さなきっかけで物事が連鎖し、大きな結果に繋がると言うとバタフライエフェクトみたいですね。

 

さて、今日は『ドミノ』という書籍をレビューしたいと思います。

 

タイトル:ドミノ

著者:恩田陸

 

出典:Amazon

 

概要:

一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット、もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく! 抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作!

出典:Amazon

 

 

 

評価:★★★★★

 

レビュー:

まさにタイトル通り、ドミノのようなスピード感が心地よい作品でした。

 

数ページに1度のペースで主人公が入れ替わります

そのスピード感に最初はついていけず、読みにくい本だと思いながら読み進めていました。

 

しかし、気付けばそのバタバタと発生する展開に魅了され、主人公の入れ替わるスピード感に圧倒され、読むのを止めることができず最後まで読んでしまいました

 

1回で読み切らないとついていけなくなります。

 

主人公がコロコロ入れ替わると言えば、伊坂幸太郎を思い浮かべます。

伊坂幸太郎の作品は一人ひとりの話が落ち着いている印象を受けますが、この本は本当にスピード感があり、いちいち気にしている暇もないペースで主人公が入れ替わります。

 

同じことしか言っていない気がしますが、この本を読むとそういった感想に落ち着くと思います。恩田陸はほのぼのした作品が多いイメージでしたが、こうした作品に出会えてよかったと思います。

 

スピード感が好きな方にはぜひおすすめの作品です。

もう一度言います。1回で読み切らないとついていけなくなります

 

 

 

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『リケジョ!』感想、レビュー

自分自身が完全文系ということもあり、タイトル買いした本を読み終わりました。

買ってから分かりましたが、ミステリーでした。

 

タイトル:リケジョ!

著者:伊与原 新

 

出典:Amazon

 

概要:

貧乏大学院生で人見知りの律は、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。科学大好き小学生の理緒は彼女を「教授」と呼んで慕ってくる……無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生!!

出典:Amazon

 

 

 

評価:★★★★★

 

レビュー:

前情報なし、タイトル衝動買いをしたこの作品でしたが、読後感想としては「買ってよかった」というものでした。

 

科学的にミステリーを解決していく話が4本入ったオムニバス形式のストーリー構成となっています。

こうした、何か専門性をもって事件を解決していく作品はその分野の知識が無ければないほど面白いように思います

私は、早々に理系には別れを告げたため、科学の知識は持ち合わせておりません。しかし、科学実験などは見ている分には楽しいと思います。

 

こうした作品は、例えば科学に精通している人が読むと矛盾であったり、非現実的だと感じてしまうのかもしれません。そういった意味で科学知識のない私にとっては合っていたのかなと思います。

 

最終的には科学に関係ない話もあり、この話が私の琴線に触れました。

こればかりはぜひ読んで、ご自身で体験してみてくださいとしか言えません。

 

また、一つ一つの話も勉強になる内容でした。後半には星の王子様の話も出てくるので、この本の前に読んでいてよかったなと思うところもありました。読むタイミング的にちょうど良かったです。

 

1点強いてあげるなら小学生が科学に詳しく、話の中心を担うのが少し非現実的だったかなと思います。そのあたりの非現実感に抵抗が無い方にはお勧めです。

 

星の王子様レビューはこちら

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『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』、感想レビュー

皆さんは、朝に強いでしょうか。夜に強いでしょうか。

私は比較的どちらも強く、朝はどれだけ早くてもパッと起きられます。

夜は忙しくない限り10時ごろにはベッドに入りますがそこから読書したり夜更かしが始まります。

 

睡眠欲が無いわけではなく、睡眠の質が悪いのかなと思っています。

今日はじゃあなぜ読んだと言うような本の感想レビューをいたします。

 

タイトル:頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き

著者:塚本 亮

 

出典:Amazon

 

概要:

根性や意志の力に頼らず、なるべくカンタンに早起きを実践できるようになる方法をわかりやすく紹介。偏差値30から一念発起し、ケンブリッジ大学院に入学し、優秀な成績で卒業した著者の実体験や、延べ200人以上の日本人を海外トップ大学・大学院に合格させている指導方針から編み出された「早起きのコツ」は、誰もが習慣化できる方法として話題を呼んでいる。1日の使い方が根本的に変わり、仕事も人生も充実させる秘訣を併せてお伝えしていく。

出典:Amazon

 

 

評価:★☆☆☆☆

 

レビュー:

既に早起きを実践しているので、試しにどんなことが書いてあるのか気になって手に取った本です。

そのため、実践方法等は期待していませんでした。

 

何が書いてあるかと言えば、

ケンブリッジ大学に通っています

早起きは良いことがあります

 

と言う2点。

 

翌朝のプランを頭に入れてから寝ると、朝起きやすく、また起きてからの時間を有効活用できると言うことが書いてあります。

その他は、私はケンブリッジ大学に通って、勉強を頑張ったと言う日記のような内容が続きます。

 

成功体験記を読んでいる感覚になります。

朝起きができるようになる本、というよりは朝起きができれば色々と勉強が捗りますよ、という本です。

 

ことあるごとに自慢のような表現が出てきて、読者を置いてきぼりにする印象が残る本でした。

 

kindle unlimitedで0円購入だったので手に取りましたが、現在は1386円。

買うかどうかはあなた次第。

 

こういう本に出会え、かつまあ0円だったしなで済ませられるので私はkindle unlimitedをおすすめします。

 

 

 

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『マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』感想、レビュー

将来の不安、明日の不安、なんでもかんでも不安になることがよくあります

一時期、私は非常に落ち込むことがあり、コロナで外出もできない状況が続いたため、こうした不安に駆られる毎日を過ごしていました。

その時、kindleで色々元気づける系統の書籍を漁って読んでいました。今日ご紹介する本は、その中の一つです。

 

タイトル:マンガでわかる「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法

著者:森下 えみこ, 大嶋 信頼

 

 

出典:Amazon

概要:

シリーズ累計30万部突破!『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』待望のマンガ化!

人の顔色が気になってしかたがない、プレッシャーで体調を崩す、将来が心配で眠れない…。
本書では、ちょっとしたことでなぜ不安になってしまうのか、マンガとコラムで徹底解説、シチュエーション別の解決法を紹介しています。
人気漫画家・森下えみこさんによる、カリスマ心理カウンセラー・大嶋信頼先生のベストセラーをマンガ化。
大嶋先生オリジナルの「不安への対処法」を使えば、さまざまな不安に対応でき、前向きな考え方をインプットできます。

出典:Amazon

 

 

 

評価:★★★★☆

 

レビュー:

色々なカウンセリング本を読み漁っているときに見つけたこの本。様々な「不安」を感じてしまう人に対してカウンセラーの著者が暗示を教えていき、不安の解消につなげるという短い話がいくつも入っている短編集のようなものでした。

 

不安に対して暗示で解消するというのは意外な視点で面白かったです。不安と言うのも形になって見えないからこそ不安になっているので、そのもやもやしたものを暗示で吹き飛ばすというような考えでしょうか。

 

暗示と言っても怖い要素ではなく、カウンセラーの唱える合言葉を7回唱えるだけ、というもの。不安でパニックになりそうな時に7回合言葉を唱えることで時間的に落ち着かせるという効果もありそうです。

 

暗示自体も非常に短いもので、手帳に書いておくものも紹介されていました。こうした本は「信じた者勝ち」だと思います。特に暗示なんてまさにそうじゃないでしょうか。私はなんでも疑ってかかってしまうんですが、この本はどれも簡単なことばかりですので、ダメだったらダメで良いという気持ちで試してみました。

 

結果はご想像にお任せします。

 

しかし、この本も大衆向けに作られているのか、悩みの内容が恋愛の悩みや会社の上司との悩みというものが多く、私には当てはまらない部分が多かったです。

 

タイトルのように漫画でほとんど話が進んでいくので、30分くらいで読み終えることができます。

よく不安になるなと言う方、試してみてください。

 

 

 

仏教入門おすすめ本まとめ

仏教と聞くと、「宗教はちょっと…」と感じてしまいます。私はタイ旅行中に様々な仏像を見て、「ブッダって何をした人だろう」と思い始めたのがきっかけでブッダの生き方といったジャンルの本を手に取るようになり、延長線上で仏教の本も時々眺めることがあります。

 

そうした本の中から、読みやすくて参考になったと言う本をまとめてみました。

仏教を勉強したい、ブッダの生き方を参考にしたいと思った方はぜひ手に取ってみてください。

 

 

1.超入門としておすすめ『教養として学んでおきたい仏教』

出典:Amazon

 

 

こちらの本は、タイトルにあるように教養として学ぶことを目的として書かれています。そのため、全く仏教について知らない状態で読める本です。

ブッダは架空の人物」という主張が見られる内容でしたので、ブッダを学びたいと言う方には向いていないかもしれません。

しかし、仏教の基礎を一般知識として得ておきたい人におすすめです。

 

詳しくはこちら。

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2.ブッダの歴史を知るならこれ『図解 ブッダの教え 歴史がおもしろいシリーズ』

出典:Amazon

 

 

では、私のようにブッダから入った人にお勧めの本がこちら。

ブッダの生い立ちを図解とともに分かりやすく紹介しています。また、表現方法として「どういう意味だろう、この言葉」と感じた単語が次のページでしっかり説明されています。読者を置いてきぼりにしない読みやすいブッダ入門書となっています。

 

詳しくはこちら

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3.ブッダの教えを現実の生活に落とした『ブッダが教える愉快な生き方』

出典:Amazon

 

 

仏教入門、ブッダの生い立ちと来て、続いてはそのブッダの教えを現実の生活にどう落とし込めばいいかを分かりやすく紹介しているのがこちらの本。

大雑把にまとめると「痛みに抵抗するから苦しくなる、幸せをより求めるから幸せの価値が薄れる。あるがままを受け入れる」みたいなことを言っている本です。

 

詳しくはこちら

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4.講義形式で読みやすい『だから仏教は面白い!全編』

出典:Amazon

 

 

こちらは大学かどこかで行われた仏教入門の講義を文字起こししたものです。おそらく講義の聴講生は仏教に関する知識がゼロの人を想定して話が進んでいます

ですので、仏教入門書としてとても分かりやすい本かなと思います。

しかし、「仏教に既に興味がある」人が読む本ではない、という印象です。

 

詳しくはこちら

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5.まとめ

今回は、仏教入門書として読みやすい本4冊を紹介しました。

いずれもkindle unlimitedで0円購入できる本ばかりです。

 

普段は手に取らないけれど、0円だから購入してみるか、という気持ちになり手に取った本ばかりです。侮れませんkindle unlimited。

 

月額980円のサブスク。月に1冊以上読めば元が取れるんじゃないでしょうか。

 

 

 

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